借金を作る心(1)

借金を作る心(1)

■ 「なぜ出来たのだろうか。」

借金。なぜ出来たのだろうか。
最初は「なんとなく気軽に」。

どこで止めるかによるけれど、借金をした事はない人はいないと思う。クレジットカード、キャッシング、ローン、分割払い、リボ払い。一万円から借りれる借金。人はいくらを超えたときに「あ、もうやばい」と思うのだろうか。それは当然個人によって違うと思う。3万円のキャッシングをした時に冷や汗をかく人もいれば、30万のローンを組んでもなんとも思わない人もいる。買った物があれば借金をしても安心な人と、そうでない人。使った金額をきちんと覚えている人と、そうでない人。お金に対する考え方は様々だ。

クレジットカードを30歳こえても持った事のない友人もいる。車も現金で買い、家ももうちょっといい家に引っ越せばいいのに、と思うほどの家にしか住まない。けれど、幸せに暮らしている。借金を背負い、苦しむ人と、借金とは無縁の生活を送る人、何が違うのだろう。もちろん、借金をした事無い人だけが幸せ、という事でも無い。

借金にもいろいろある。ギャンブルや風俗で借金を作る人、浪費や買い物癖で借金を作る人、事業やビジネスで借金と作る人。学費や留学で借金をする人。消費者金融に借金をする人、家族に借金をする人、銀行に借金をする人。


お金の考え方。借金をする心。
千差万別だ。


第一歩。自分を知る事。
まずは借金をしてしまう心から探ってみる事にした。

■ 借金をした心。。


借金をした心。

自分の借金の理由は「浪費」。
借金にはもちろん色々な理由がある。
まず自分が借金した最大の理由は「見栄」だ。人一番「周りにどう見えるか」を気にする性格で、相当な見栄っ張り。なのにどうして「借金のある人間」になったかと言えば、見た目しか気にしないからだった。いい車に乗っていい服を着ていい物を持つ。それが最高にかっこいいと思っていた自分は、借金という人に見えない部分はあまり気にしなかったのだ。

3万円借金をして3万円分の服を着る。それを着て出かけた先でこれみよがしに歩く自分。その喜びは3万円以上の価値がある気がしていた。そんなものに価値などないのに。自分の身の程よりも少し上の生活を強く求めた。パーティーやセレブといった言葉に憧れたり、日本車をバカにしていたり。今思えばくだらない。

自分の価値=使えるお金 だと思っていた人生。

ホテルも一流じゃないと気が済まない。一人の時はコンビニ弁当で平気なくせに、友達や女性が一緒だと一流レストランや隠れ家レストランじゃないと気が済まない。ラーメン屋でデートなんて想像もつかなかった。今の妻に会うまでは。自然体でいれなかったのだ。自分の身の程を超えた生活を続けないと気が済まない。給料があがってもそれ以上の生活を望む。きりがなかった。

その見栄っ張りの心。これがやっかいだ。見栄っ張りの心は自分の「借金という恥」を必死で隠そうとする。これを知られたら人生が終わってしまう、というほどの「恥」だ。だからこそ日常では「借金」のことを全身全霊で忘れ様とする。そしてそれを一番忘れていられるのは自分が望む「遊び」と行うとき。でも、それをする為にはまた「借金」が必要になる。


スパイラルだ。


自分の場合は「見栄」や「かっこつけ」だったが、これを全て「ギャンブル」や「趣味趣向」に置き換えれば浪費で借金する人のほとんど全ての人の状況にあてはまるはずだ。


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