借金800万の道程(7)

借金800万が出来るまで(7)

■ スター銀行おまとめローンとの出会い。


30歳、借金総額410万円。

アコム       180万円
オリックス    150万円
クレジットカード  50万円
マルイカード     30万円
一円も減ってない。クレジットカードのキャッシングを使い回す技を完璧にした以外、何も進歩がない。このままではいけない。このまま一生を過ごすのか?借金を抱えたまま。それは嫌だ。いつか完済という言葉を使いたい。22歳で初めて借金をしてもう8年。借金が無かった日は一度だってない。借金鬱という言葉も良く耳にする様になった。確かに、精神的には年々弱くなっている。借金のせいにしているだけなのかもしれないけれど。

■ 借金返済の最後の方法。


スター銀行おまとめローン

今でさえ有名CMになっているけれど、当時はまだ出たてだった。「銀行での借金一本化。」しかも条件は「借金総額1000万円以内」。でも、一本化は何度か挑戦しようと思った。銀行系が多かった。410万円の一本化は、モビットやキャッシュワンでは難しい。もちろん、消費者金融の高金利(当時はまだ20%以上)で一本化したって意味が無い。最後の頼み!と思って申し込みを行った。丁寧に借入先、それぞれの残高。全部ネットで一円に至るまできちんと調べて正確に申請した。返事は1週間以内とのこと。
■ スター銀行おまとめローン不可。


落ち込んだ。やっとまとめて借金を一本に返すことが可能、と思った矢先、審査が通らなかった。正直、支払いが滞った事もあった。
けれど、2、3日だ。全然支払わなかった事なんてなかった。けれど、不可。もう借金を返す事は無理かもしれない、とまで思った。「自分の使えるお金」=「借金できる額」という構図が体にしみ込んでいたため、「借金出来ない」=「返せない」という構図に深層心理がすり替わって行くのが判る。

ところが。

■ 一枚の救いの紙が入っていた。


これはある意味「裏技」なのか。スター銀行から届いた「おまとめローン審査結果のお知らせ」という封書。「まことに残念ながら・・・・」という書面とは別に「TSBキャピタルからのお知らせ」という紙面が入っていた。

TSBキャピタル

このHPに行っても残念ながら400万を超えるローンの説明などは一つもない。もしかしたらスター銀行おまとめローンの審査が通らなかった人だけに申込書が来るのかもしれない。とにもかくにも藁にもすがる思いで問い合わせ電話番号に連絡をしてみた。

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